使えるモノを手放すということ

使えるモノを手放すということ
set of seasonal autumn fashion woman clothes, top view with copy space. Trendy shoes, sweater and handbag.

まだ使えるモノを手放すのは
いまだに心が痛みます。

使えるのに、使いきれなかった
自分の見積もりの甘さを反省します。

ちゃんと使えなくてごめんね
と謝って手放す

そんなことを幾度となく繰り返しているのに
これくらいは使えるだろうと思って多めに買ったり、
これは使おうと思ってあまり考えずに買ったり。

使いきれなかったり、
上手く使いこなせなかったりします。

何度も繰り返しているうちに
モノに対する使用頻度や自分が使うかどうか
ということがわかってきます。

すると買いすぎて使いきれないという
頻度は明らかに少なくなります。

たまに、日用品が足りなくなって
慌てて買いに走ることもあります。
なくなってからでも遅くないという
便利な場所に住んでいるから
あまり備えるという気持ちにならないのです。

多すぎる方が置く場所に困り、
使い残しをした時の
残念な気持ちに向き合うことを
考えてしまうのです。

使えるモノを手放すというのは
みんな苦手です。

子どもの頃から
「モノを大切に使いなさい」
「食べ物を大切にしなさい」
と言われてきたから。

断捨離を始める前は、
モノを大切に、食べ物を大切に
というのは、
”使い切る”、”食べ切る”ことだと思っていました。

そのモノの保管の状態とか扱いについて
気持ちが至ってなかったのです。

もう腐りかけている食べ物を、
食べ切るまでは捨てられないと
食べ物を冷蔵庫や冷凍室に保管していたり。

すでに傷んでしまっている食材を
そのまま冷蔵庫の奥で保管していたり。

そんな状態のモノを食べて
自分の身体が喜ぶはずがないのに。

それでも、まだ食べられるからと
無理に食べようとしたり、調理しようとしたり。

モノもそんな形で食べてもらって
喜んでいたのだろうか…と思います。

モノにも自分の身体にも
大切にする気持ちがなかったなと思うのです。

ただ、
「もったいない」「無駄にはできない」
そんな気持ちだったような気がします。

それは、大切とはかけ離れた
ケチケチ根性だったのです。

使いきれなかった食材やモノに対して
真摯に向き合うこともなく
「使えばいいでしょ」「まだ大丈夫でしょ」
そんな態度で接していたとしたら、
それはモノに対しても失礼だったなと思います。

それはきっと、
モノだけの話ではありません。

自分の状態をきちんと見ずに、
できるだろう、使えるだろう、と
見積もりを甘くして無理をさせる。


その積み重ねは、
自分に対する扱い方にも
どこか似ている気がするのです。

”モノを大切にすることは、
自分を大切にすること。”

やましたひでこがよく言うこの言葉は、
きれいごとではなく、
日々の選択の積み重ねなのだと思います。

使い切れなかった事実から目を逸らさず、
次はどうするかを考える。
その小さな誠実さが、
「私は私をちゃんと扱っている」
という自分への信頼につながっていく。

そんなふうに、
今は感じています。

ABOUT THIS AUTHOR

義永 直巳
やましたひでこ公認 断捨離®︎トレーナー
京都市在住/女性

2019年 断捨離®︎検定1級 合格

2022年4月 断捨離®︎トレーナー認定講習生

2022年8月〜 断捨離®︎トレーナー・インターン

2023年2月〜 断捨離®︎トレーナー認定

断捨離で自分を取り戻し、人生を切り拓いていこうとする人を応援します!

趣味

ライブ
サザン、コブクロ、ラテン音楽(サルサ/ボサノバ/ラテンジャズ)。音楽は断然ライブ(生音)派。

舞台鑑賞
〈歌舞伎〉 推し:四代目市川猿之助、坂東巳之助、市川團子。
南座・松竹座のほか、歌舞伎座/新橋演舞場/博多座など遠征も。
〈文楽〉 最近、人形浄瑠璃が面白くて国立文楽劇場へ。
〈劇団四季〉 『アラジン』『美女と野獣』などディズニーミュージカルが好き。

ランニング
フルマラソン過去15回以上完走。PB:3:50:47(最近は走っていません)

散歩
毎日、日の出の時間に5〜8kmほど。

料理
お菓子作りはここ2年ほど本格的に。お茶会のお菓子は手作りです。

断捨離と私

40代後半、仕事のステージが上がり責任も増えてストレスを感じていました。
趣味で気分を紛らわせる一方、住まいにも心の余裕のなさが表れ、趣味が増えるたびモノも増加。収納はぎゅうぎゅう、やがて床置きが始まり、人を招けない状態に。

2017年:「このままではマズい」と感じていた頃、Facebookで断捨離の広告を見つけ、メルマガを購読。
「断捨離で人生が変わる」と知り興味が湧くも、忙しさと自信の低下で行動に踏み切れず。
そんな時、やましたひでこさんの自宅訪問レッスンの雑誌企画に応募し、我が家の断捨離がスタートしました。

2017年7月、ひでこ師匠のひと言——
「モノが多すぎるから片付くはずがない」
片づけが苦手だからできないのではなく、量が多すぎたのだと気づきました。

冷蔵庫の断捨離

ドアポケットからはみ出しそうなほど詰め込み、賞味期限切れも多数。
不要を捨て、部品を外して洗い、ディスプレイするように収納すると、開けるたびに気持ちが良い冷蔵庫に。
ここで、**「空間(すき間)を作る大切さ」**を実感。

当時、帰宅は夜9〜10時。自炊は現実的でないのに「自分で作らねば」という呪縛から買い込み→溜め込みへ。
状況に合わない理想が、モノの滞留を生んでいたと理解できました。

クローゼットの断捨離

クローゼットに押し込まれていたブランド服を大量に手放し。
高価な服は、頑張ってきた自分の証明であり、「それを着れば理想の人生が手に入る」という期待の象徴でもありました。
しかし今の自分には不要。手放しても、積み重ねた努力や自信は消えない。
**「頑張った自分はモノではなく、自分の中に生きている」**と腹落ちしました。

こうして必要を選び抜くことを重ねるうち、家に空間が蘇り、住まいは癒しの場に。
いつの間にか、混沌とした自分とも訣別していました。

住まいのアップデート

2021年12月、自宅マンションをリノベーション。
「隠す収納」をできる限り減らし、見せる空間中心へ。
自分の内側が丸見えになるような設計は、断捨離の難易度アップでしたが、
今は人を招き入れ、家で過ごしていただくことに喜びを感じます。
「人を呼ぶのが恥ずかしい家」から、「人を呼ぶのが嬉しい家」に。

手放して得たもの

手放したのは大量の目に見えるモノ。
代わりに手に入れたのは、目に見えない、かけがえのないものばかり。
なにより、自分らしく、ごきげんでいられる喜びです。

多くの方が断捨離で生き方を取り戻すことができるよう、これからも伴走し、応援していきます。

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